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外壁に防水は不要?外壁防水工事の方法を解説!②

 

前回に引き続き、外壁防水についてお話ししていきたいと思います。

まずは、外壁防水の主な3つの工法とその注意点についてご紹介します。

 

外壁防水の主な3つの工法と注意点

1:単層弾性塗装

一般的な戸建て住宅で行われることが多いのが、この単層弾性塗装です。 

外壁材と中・上塗りとの密着性を高めるシーラーで下塗りし、

その後弾性塗料で中塗り・上塗りして仕上げる工法です。 

できるだけ費用を抑えたい場合にはおすすめです。

2:複層弾性塗装

防水性能がより高まるのが、この複層弾性塗装です。 

シーラーでの下塗り、弾性塗料を使った中塗り2回、

好みの色の塗料を使った上塗り2回という5度塗りで仕上げる工法です。 

塗膜が厚くなるので防水性・耐久性も高まり、上塗りで使う塗料の色も自由に選べるのがメリット。 

ただ、工程が多くなる分、費用も高くなります。

一般的な戸建て住宅ではあまり行われませんが、予算にある程度余裕があり、

できるだけ長持ちさせたいならこの工法がおすすめです。

3:微弾性塗料塗装

弾性塗料を使った外壁防水工事の中で、最もリーズナブルなのが微弾性塗装です。 

微弾性フィラー(外壁材と中・上塗りとの密着性を高める、接着剤の役割をするシーラーと、

下地の凹凸を埋めて調整するフィラーの両方の性質を持った下塗りに使われる塗料)

を使った下塗りと上塗り2回で仕上げます。

軽度のヒビ割れであれば微弾性フィラーが埋めてくれ、費用も抑えられます。 

下塗りで防水対策を取っているので、中塗り・上塗りの塗料は自由に選べるのもメリット。 

ただ、他の2つの工法と比較すると、弾力性は長持ちしません。

 

防水塗料の性能を十分に発揮させるには?

まず、基準塗布量を遵守することが大切です。 

塗膜の厚みが十分でないと、塗料が伸びずに切れてしまいます。 

1㎡あたりどのくらいの量を塗布するのか、塗料メーカーが基準を定めているので、それを満たす必要があります。 

 もう一つ大切なのは、乾燥時間を遵守することです。

塗料は空気中に溶剤が揮発(液体が気体になる)して、外壁を守る塗膜となります。

十分に乾燥時間を設けないと、硬化不良を起こす可能性があるため、

塗料メーカーは乾燥時間に関しても「工程間を○時間以上確保すること」というように定めているのです。

 

あなたの家はどう?外壁防水工事の必要性とタイミング

「見た目には問題なさそうだけど、本当に必要?」、

「どの程度のヒビ割れで外壁防水工事をすべきなのかわからない」など、素人では見極めが難しいこともあるでしょう。

 あなたの家に外壁防水工事の必要性があるのかどうか、必要となるタイミングを見極める2つのポイントをお伝えします。

1:補修周期をチェックする

建物の寿命を延ばすためにも、外壁の防水工事は定期的に行う必要があります。 

工法や使用する塗料によっても耐用年数は異なりますが、目安としては10~15年を考えておくといいでしょう。

 確かに、外壁防水工事はかなりの費用がかかります。 

しかし、定期的にメンテナンスをしておけば、耐久性が維持でき、地震や大雨などで被害を受けるリスクは低くなります。

2:劣化状態をチェックする

先ほど補修周期の目安をお伝えしましたが、年数が経っていなくても、

以下のような状態であれば、工事を検討することをおすすめします。

 ・雨漏りがある ・雑草が生えている ・大きいヒビ割れが見られる   など

 

まとめ

大切なマイホームでできるだけ長く快適に過ごすためには、定期的に外壁防水工事を行い、

ヒビ割れなどの細かな部分をメンテナンスしていくことが必要となります。 

小さなヒビ割れであっても、放置しておけば住宅の内部構造にまで悪影響を及ぼす可能性さえあります。

防水塗装・防水工事は、しっかりとした防水性能と、塗り替えをしなかった部分から浮かない仕上がりが求められる、

プロでも非常に気を使う作業です。

外壁工事に関しては、ヒビの有無に関わらず、プロに依頼するのがオススメです。

 

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