門のリフォームは必要ないと考えている方もいますが、防犯性を向上させたり、外からの見た目を良くするために門を新しくすることは大切です。

 

新しい門と交換する前に、エクステリア工事でかかる費用や材料の選択についてよく勉強しておくと良いでしょう。

この記事では門をリフォームする時のポイントやリフォームの価格について、外構会社の実際の施工事例の情報を元に紹介しています。

 

門を新しくするとどんな効果があるのか

門は家の顔と言われるように、外から来たお客さんがまず初めに目にする場所です。

また門は隣の家との境界線の目安にもなります。門が閉まっているままだと、お客さんは敷地の中に入りづらくなります。

 

それで外から見られやすい玄関のまわりや、逆に人目に付きにくい裏口には、門を取り付けた方が良いでしょう。

なお門の鍵が壊れている時には、そのままにしておくと防犯に気を配っていない家だと思われるので危険です。すぐに直しましょう。

 

庭に門が無い住宅では、道路と庭の堺が分かりにくく、外で遊んでいる子供が敷地の中に間違って入ってくるという問題もあります。

しっかりした門を取り付けるのは、不法侵入を防ぐ上で大切なことです。

 

また門が無い家では、子供やペットが道に飛び出して事故にあう事例も報告されています。

 

もし門が閉まっていれば、ペットが外に出てしまうこともなく、子供が外に出る時でも門を開けながら、道の安全を確認してから家の外に出る習慣が身に付きます。

 

さらに門は住宅の見た目を変えるのに重要な部分で、和風、洋風、ヨーロッパ風など幾つものデザインがあり、外壁や塀との配分を考えて住宅に合った門を選択しましょう。

 

門の種類と選び方について

門をリフォームする時には、防犯性や手入れのしやすさを考えながら使う素材を選択できます。

人気のある材料には、アルミ形材、アルミ鋳物、木製、鉄製で出来た商品があります。

 

木製の門は風や雨が強い日に壊れてしまうかもしれないので、長く使えるようにサビや腐食の影響を受けないアルミ製の門を選択すると良いでしょう。

 

もっと防犯性を上げたい時には、片開き式の門よりも両開き式の門の方が安心できます。

門を取り付ける場所によっては、外に開くのか内に開くのかも考えなければなりません。

 

道路を歩く人の邪魔にならないように外開きの門は避けた方が良いかもしれません。

しかしベビーカーや車椅子を使用している家庭では、内開き式の門は使い勝手が良くありません。

 

そのため、引き戸式の門を探すようにして、取り付けると良いでしょう。

 

門のリフォームに必要な費用について

 

塗装

長く使った木製の門に塗装をする時の費用は約3万円程度です。

木製の門に塗る塗料は自然の原料を使った天然塗料を使います。

 

普通の塗料とは違って化学物質を使っていないので、自然に優しい塗料です。

 

門の塗装をするだけのリフォームでは、割と安い値段で工事をすることができるので、大がかりな修復が必要になる前に、小まめに表面を塗り替えると門を長く使えます。

 

取り換え

門の動きが良くない時には、新しい軽い門と取り換える工事をするのに約8万円程度かかります。

門柱はそのまま使って、扉だけを新しくする時には作業時間もかからないので、安い値段で新しく換えられます。

 

住宅の家族の成員が変わって、小さな子供や高齢者と一緒に住む時に、今までの門を軽い門に取り替える人も多いようです。

 

高齢者でも開けやすいように、軽く触れただけで簡単に開け閉めできる門や、手を挟みにくいように工夫された門に交換すると良いでしょう。

 

取り付け

塀を外して門を取り付ける時の費用は約30万円程度かかります。

 

ブロック塀で囲まれた庭の一部に門を取り付ける時には、塀を外す費用が必要なので、通常の門の取り付けよりもかかる費用は高めになります。

 

他にも門を今までよりも大きくしたり、ビックサイズの門を新しく取り付ける時でも、ブロック塀を壊す作業が必要です。

このような工事は大がかりな作業になるので、リフォームの値段も高くなる傾向があります。

 

コンクリートからタイルへ

現在のブロック門柱を塗り替えて、門まわりをコンクリートからタイルに換える作業の費用は45万円程度かかります。

二回の工事を行うためそれぞれの作業で費用が発生するので、かかる費用が高くなります。

 

玄関の取り換えでは、現在の材料を外してから新しい材料を付け替えなければならないので、工期が長くなるケースが多いようです。

しかし、家の見た目を大きく変化されることが出来るので、本格的に外構のリフォームを考えている人は、検討してみると良いでしょう。

 

リフォームにかかる費用を安くする方法

門と塀のリフォームでは、家の中のリフォームと比較すると値段は休めではあるものの、自分の理想の門を追求すると、どうしても高額になってしまうので、少しでもリフォームの代金を抑えるために、前もって予算を決めることが大切です。

 

予算を決めないでリフォーム業者と相談をすると、必要ないデザイン性に優れた門を紹介されてしまい、全てを採用すると値段が高くなるケースが多いようです。

 

まず自分が準備出来る値段を決めてから、この予算内で設置できる門を紹介してくださいと伝えれば、こちらの意向を組んでもらえます。それから何を優先させるかを決めましょう。

 

例えば門の動きを良くしたいのか、水たまりを無くしたいのか、防犯性の高い門にしたいのかなど、門のリフォームをする理由をはっきりさせ、何が最優先かを明確にしましょう。

 

予算内で出来る作業は限られているので、絶対に外せないことをリストに書きだしてから外構会社と相談すると良いでしょう。

 

門を新しくする時に、駐車場や玄関まわりもリフォームするように勧められるかもしれませんが、リフォームする場所が増えると、それだけ費用が増えてしまいます。

 

費用を安くするには工事を何段階かに分けて行うと良いでしょう。

 

外構のリフォームをする時にリフォーム会社だけに相談する人もいますが、リフォームにかかる費用を少しでも抑えたい時には、3社から4社に見積もりを出してもらうと良いでしょう。

 

数社に同じ条件で依頼を出して、それぞれの外構会社が出せる最も安い値段での見積もりを出してもらいましょう。